若い頃はさっぱりだったのに、今頃になって化粧品(特に基礎化粧品)の大切さを実感している管理人 ぺん でございます。
思えばワタクシ、化粧下地はカネボウのブランシールスペリア、ファンデーションはカネボウのコフレドールを使っておりました。
ブランドがそろっていないので、何のこっちゃという感じがしないでもないですが、ざっくり大きく見るならばどちらもカネボウのブランド。
そっか、カネボウの基礎化粧品ってのもあるかもな、とばかりにスーパーのカネボウコーナーをふらふらしていると。
何かお探しですか?
と美容部員さん(BAさん)に声をかけられました。まあある程度予想はしていたんですが、ここはひとつ勇気を持って。
最近肌の調子が良くないんで、基礎化粧品を変えようかと思って。トライアルキットかサンプルみたいなのってないですか?
と答えると
でしたら、よろしければお肌の診断をしてみませんか?
と、想定外の変化球がブーンっ。
あれこれ商品をすすめられるとばかり思いこんでいたので、肌診断にまでは思いがいたらず。「肌の診断をしてみませんか?」的なことを言われたのは確かだったのですが、このような言い回しだったかどうかも定かではないくらいです。
いつもだったら、時間がないとか何とか言い訳をしてそそくさと退散するところなんですが、今回は違います。真剣度がいつもとは違うのです。
それじゃあ、ってことでカウンター前のスツールに腰をかけました(←頑張った、私)
カネボウの肌診断スタート
化粧を落とす
全部落としますか、半分だけにしておきますか?
とBAさんに聞かれ、
は、半分だけでいいです。
と思わず答えてしまった50代のチキンですが何か?
ってなわけでスタートした肌診断。
まずはコットンに何か(拭き取り化粧水?)を含ませると、それで肌を優しくやさ~しくなでるようにして化粧を落とします。
たったこれだけで準備完了。
ビューティーアナライザ登場
いよいよ肌診断です。
カネボウのカウンターには「ビューティアナライザーAD-II」なんていう、大層な名前の肌診断機器が置いてあります。
モニター部分に年齢が5歳刻み?で表示されているので、該当する年齢を自分でタッチ。あとはBAさんがセンサー部分を肌にあてるだけです。
モニターに自分の肌が拡大表示されたりして
うっ。
となったりもするのですが、まあ、そこは気にせず(笑)
結果
こんな感じのグラフが出てきます。
さらに
- 肌タイプ
- 皮脂量
- 水分量
- 均一度
- 大きさ
- 目立度
- 変化度
- 剥離量
- 明度
- 色相
- メラニン量
- 血色
- ハリ弾力
- 血行
の各項目が数値化されて、○がついたり◎がついたりして表示されます。
美容に詳しい方なら、この数値を見ていろいろと分かるのかもしれませんが、私はグラフのほうをざっくり見て、
ふむふむ。
とわかったようなわからないような。
BAさんが言うには、
肌が乾燥されてるっておっしゃってましたけど、そんなに悪くないですよ。いい結果です。
とのこと。
グラフが全部赤いところに集中している可能性すら考えていたので、私もこの結果にはホッとひと安心。
恥かかなくて良かったぁ。
洗顔はしっかりと
基礎化粧品が欲しくて受けた肌診断だったのですが、BAさんが気になったのは洗顔の部分だったようです。
どのような洗顔をしてますか?
と聞かれたので
「洗わない洗顔」をうたっているクレンジングミルクを顔に馴染ませたあと、ティッシュでこすらないように拭き取ってから、コットンに染みこませた拭き取り化粧水で軽くひとふき。その後、水だけで洗い流していると伝えたところ。
それでは落とし切れていません。
ときっぱり。
ま、まあ、そうなるだろうな、とある程度予想していた答えではあったのですが、何しろ肌診断の結果が結果なので、ちょい弱気な私。
洗顔料はどのようなタイプのものを使っていますか。最初から泡で出るタイプとか?
とさらに聞かれ
ま、まずいと思いつつも正直に
ダヴの泡タイプの使ってます。
と。
カネボウのカウンターでダヴはないよなぁ、と自分でも思ったのですが、BAさんが言うにはとにかく「泡」がダメなんだそうです。
最初から泡になっているものは、界面活性剤が多く含まれているので肌への刺激が強いのだとか。なので、使うなら固形状のものやクリーム状のものを自分でしっかりと泡立ててから使って下さい、と。
なるほど、ダヴにもクリーム状のものがあったな。
と口にこそ出しませんでしたが、そんなことを考えている時点で、私、ダメかも。
さらにBAさんいわく。
ミルククレンジングでは化粧を落としきれないので、もっとしっかりとクレンジングしたほうがいいです。クレンジングを使って化粧を落としたあと水で洗い流して、その後洗顔料でしっかり洗って下さい。
そ、そうか、そうなのか。
私の目下のお気に入りのロゼットのクレンジングミルクが全否定な雰囲気だったのですが、こんな風なことをとってもやわらかい口調で説明してくれので、まったくイヤな気分にはなりませんでした。
ただ、朝晩せっけんで顔を洗っている時よりも、今のほうが明らかに肌の調子がいいので、ここはどうしたものかなぁ、と悩みどころではあります。
まっ、ダヴの泡洗顔が肌を刺激していたので、洗わない今のほうがまだマシなだけで、ちゃんとしたせっけんを使えば、もっともっとコンディションが良くなる……、という考え方もできるのかもしれませんが。
ムズイ。
などと、カウンターで悩んでいるわけにもいかないので、お試し用にメイク落としと洗顔料のサンプルをいただきました。
化粧水&乳液はしっとりタイプ
肌が乾燥、乾燥、と騒いでいたわりには乾燥していなかった私の肌。
DEWボーテのローション(化粧水)とエマルジョン(乳液)には「さっぱり」「しっとり」「もっとしっとり」の3タイプがあるですが、特に乾燥が気になる部分にクリームを塗ればあとは「しっとり」で大丈夫なんじゃないか、とのこと。
というわけで、こちらもサンプルをいただきました。
商品を買うようすすめられるようなことは全くなく、とても感じのいいBAさんのもと、初めての肌体験はこうして無事終了しました。
それにしても、化粧品って、知れば知るほどわからないことが増えて来て、近頃では「どこまで行けばいいの?」状態になっています。
今まで関心が低すぎたってこともあるのでしょうが、えっ、そうなの!?って思うようなこともけっこうあって、まだまだ試行錯誤の日々は続きそうです。