単身赴任終了。ネットからできるNHKの解約方法

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えっ、夫が帰ってくるの? そんなの聞いてないわぁ~と動揺の隠せない(笑)管理人 ぺんでございます。

5年弱の単身赴任生活を終えて、夫が帰って来ることになりました。

引っ越し準備にあれやこれやの諸々の手続き、一人暮らしの間に増えてしまった荷物が、はたして我が家に入りきるのか?という不安と戦いつつ、細々と準備を整えていたのですが。

そういえば、NHKも解約しなくっちゃね、と思い当たりまして。

ネットでチャッチャッと済ませてしまおうと思ったら、これがもうNHKの陰謀じゃなかろうかってくらいに面倒なことになっておりました(たぶん確信犯ですね)。

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家族割引適用中

手続きの大前提として、夫は家族割引が適用になっていました。

家族割引とは「同一生計で離れて暮すご家族や別荘などを対象に、受信料額の半額を割り引く制度」ということで、単身赴任や学生の一人暮らしなどがこれにあたります。

最初っからこの制度を知っていたわけではありません。

単身赴任当初、赴任先の家で夫がくつろいでいた時のこと。

ピンポーンと鳴り響くインターホンの音に、無防備にも出てみれば、そこに待っていたのは神出鬼没なNHKの担当者。

いつ引っ越して来られました?

テレビはありますか?

などの質問の末、家族割引が適用になると教えられNHKとの契約とあいなったのです。今回引っ越すにあたって、この契約が不要になります。

契約不要となれば、ふつう考えるのは「解約」です。

ネットで手続きが……できない?

「NHK」「解約」のワードで検索をかけました。

ところが、目的のページが見当たりません。NHKの公式サイトが出て来たと思ってチェックをしてみても、それは受信料の払い方を説明したものだったり、新規の契約手順を説明したものだったり。

言い方は悪いですが、お金を取ることしか書かれていません

ならば、と解約を経験した方のブログをチェックしてみると、そこにあったのは驚愕の事実!

なんと、NHKはネットから解約することができない(⇒家族割引の場合はネットで可能なことがあとでわかりました)。

解約するには、まずは電話でNHKに解約理由を伝えなければなりません。そこで解約が認められると、後日、解約届けが郵送されてくる仕組みになっています。

ネットの時代にこの手間です。

ただし、解約に素直に応じてくれないケースも多いらしく、テレビの廃棄証明書を用意しただの、テレビが本当にないのかを確認するために担当者が家に来ただの、はては、ワンセグのうつるスマホやカーナビがあるなら解約できないと言われただの。

出るわ出るわの怨嗟の声。

はぁ、無事解約できるんだろうか?

いささか弱気になりかけたところで、ふと気づきました。

家族割引の解約と、普通の解約って、たぶん違うよね、と。

家族割引というのは、同一世帯が何らかの事情で2つになってしまったもの。そのふたつがまた一つになるのですから、単なる解約とは少し事情が異なるはずなのです。

あきらめきれずに、NHKの公式サイトをしばしウロウロ。

と、あった、あったのです。

キーワードは「世帯合併」

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NHK受信料の窓口

とりあえず、それっぽいところと言えばここしかありません。

  • 新規契約
  • 住所変更
  • 衛星契約
  • 口座振替でのお支払い
  • クレジットカードでのお支払い
  • 家族割引。

この6つの大見出しが並んでいます。「解約」なんて言葉、ひとっこともありません。

うぅ~ん、でも、赴任先からこっちへ引っ越して来るんだから、とりあえず「住所変更」あたりが関係あるかも……。

いざネットで手続き!

半信半疑で「住所変更」の大見出しをチェックしました。

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「ご転居や世帯合併に伴うお手続き 世帯からの独立もこちら」

とあります。

ん?

んんん?

なんか「世帯合併」って言葉が、ひじょーに怪しいっ!

「住所変更」をクリックして先に進むと

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ありました「世帯同居のお手続き」(世帯合併って言っていたものが、次の画面では突如「世帯同居」に変わっています)。

解約とも何とも書かれていませんが、とにかくお手続きボタンをクリック。

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背景真っ黒な画面が表れて、何やら注意事項。もうね、こんなこと前の画面に書いておいてくれれば事足りるのに。

いいんですか、本当に手続きしちゃっていいんですか?

と半ばおどされているかのような気分です。

あれっ、私ってばすごい大変なことしようとしてる!?

だめだめだめ。迷ってはダメ。

一瞬頭の中をよぎりかけた「?」マークを、ブルンブルンと振り払って、手続きを続行。ちなみに、世帯同居の手続きは旧住所に住んでいる本人が自分でしてね、ってことになっています。

この画面をクリックして先に進みます。

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やっと出て来た入力画面!!

転居日、お客様番号(わかっている場合)、前の住所、新しい住所、メールアドレスなどを登録して、

「確認画面へ進む」をポチッ。

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はぁ、なんですと!!!(驚)

10分以内に入力しないといけないそうです。

私の場合、このブログに状況をアップできるよう、あちこち確認しながらの入力だったので、10分を超えてしまったようです。

普通に入力すれば10分……かからないのだと思います、たぶん。

NHKに言わせれば、セキュリティの観点から10分過ぎたら一旦クリアにして、とか何とか、そんなところなのかもしれません。

そうだったとしても。

もしもその言い分が正当なものだったとしても、だったら個人情報の入力画面に「10分以内に入力して下さい」のひと言でも書いておいてくれれば(涙)

とにかく最初っからやり直しです。

しかも。

入力画面からやり直すんじゃなくて

「受信料の窓口トップに戻る」んだそうです。
(;-_-) =3

———

最初からやり直しました

情報を入力して、確認画面を確認して、「この内容で確定する」ボタンを押して。

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ふぅ。手続きがやっと終わりました。

「放送受信料 世帯同居のお手続きを確かに承りました。ありがとうございました。」って、本当に思ってるのかなNHK。

ちなみに「ご転居先のお支払いが確認できない場合は、本手続きを住所変更のお手続きに切り替え、今までのお支払い方法での……」と、この期に及んでもまだお金を取ることばかりを考えています

解約までに何度も何度もボタンを押してページを辿りましたが「解約」の文字は最後まで見ることがありませんでした。

「契約」はするのに「解約」はしないのです。

「世帯合併」「世帯同居」って言葉も不思議すぎます。単身赴任先のNHKを解約しようと思って「世帯同居」で検索をかける人なんて、ほとんどいないでしょう。

少し前に、PCデポが行っていた契約を解除させないためのあの手この手が話題となり、強引な契約とあいまって株価が暴落しましたが、NHKのやっていることもあまり変わりはないんじゃないかと、今回つくづく思いました。

それでも、単身赴任や学生の一人暮らしだった場合は、ネットから手続きができるだけまだマシです。

テレビが壊れたのを機に、NHKを解約しようと思っている方たちが、どれほどの憤りを覚えているかと思うと、放送法の理不尽さをつくづく感じた今回の解約騒動でした。

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