何度引っ越しをしても、一向に引っ越しが好きになれない管理人 ぺんでございます。
そりゃあそうだよね。
好きでもない場所に会社の命令ひとつで飛んで行くんですから(愚痴)。
ブツブツ言っていても、引っ越しのその日は刻一刻と迫ってきます。特にわが家の場合は、転勤の辞令から着任までがわずか1~2週間(この間に家も探す)という過密スケジュールなので、毎度毎度の大慌てです。
荷物は普段使わないものから梱包しましょうね。
って、これ鉄則なんですが、実際には「使うもの、使わないもの」とか考えている余裕なんてありません。
極端な言い方をすれば、近くにあるものからとにかくぶち込んで行く、くらいの勢いです。
そんな無茶な引っ越しを何度となく繰り返しているうちに、ひとつだけ利口になりました。
毎日のように使うものは「すぐに使うもの」と書いたダンボール箱にひとまとめにすると、慣れない新居についてからも、スムーズに生活をスタートさせることができることに気づいたのです。
「すぐに使うもの」箱
う~ん、何かもっとピシッと来るネーミングないですかね。
お急ぎ箱、取り急ぎ箱、すぐ箱、生活必需品箱……、だ、だめだ、ネーミングセンスがなさすぎる。
とにかく。
この箱ひとつがあるとないとでは大違いですので、これから引っ越しを考えている方は、ぜひ作ってみて下さいね。
箱を作るタイミング
手当たり次第にも物をぶち込んで行くとはいえ、まあ、少しは考えます。いきなりキッチン用品を梱包してしまったら、その日から料理に困りますんで、たいていては洋服あたりから手をつけます。
洋服はかさばるわりに軽いんで、壁面に箱を積み重ねておいても、必要とあればすぐに移動させることができます。なので最初から荷造りしてしまっても、ダンボール箱がそれほど邪魔に感じません。
反対にダメなのが、本やCD。
すぐに使わないのはわかりきっているので、真っ先に箱詰めしたくなるんですが、そうするとその箱の重いこと、重いこと。
梱包作業も中盤をすぎると、家中が箱だらけになって来るので、どうしてもある程度移動させたくなるのですが、本やCDは嫌がらせのようにずっしりと腰に来ます。
引っ越し作業の進捗状況によっては、そのまま捨てたくなるくらいです(苦笑)。
なので初期段階は洋服、中盤以降で本やCD。そして一番最後になるのが、引っ越しの日の朝の梱包となる布団一式。
で。
「すぐに使うもの」箱ですが、だいたい本を詰め終わったあたりで、中サイズくらいのダンボールにその役目を与えます。
新居についた後をイメージしながら「あっ、これはすぐに使うな」と思ったものをとりあえずこの箱に入れるのです。
たいていの荷造りは部屋ごとに箱詰めしていくので、うっかりするリビングにあったハサミはリビングの雑貨の箱の中に、キッチンにあったマグカップはキッチン用品の箱の中に紛れこんでしまいます。
そんなことになって後で慌てないためにも、ここはひとつ各部屋横断でもって「すぐに使うもの」箱に、これは!と思ったものを放り込んで行くのです。
「すぐに使うもの」箱の中身
その家によって必要なものは違ってくると思うのですが、わが家の場合は
- ハサミ
普段はあまり使わなくても、引っ越し時には活躍の機会が多いです。 - ティッシュペーパー
こちらも何かと大活躍 - トイレットペーパー
トイレはね、すぐに行きますから。 - ゴミ袋
- マグカップ
ペットボトルからそのまま、もしくは紙コップで飲んでもいいのですが、使い慣れたマグカップがあるとホッと心がやすらぎます。 - 洗顔道具、歯磨きなど
これらをマストで入れています。
この他にも、当日の朝まで使っていて梱包しそこねたようなものをその時々で入れたり、入れなかったりします。
前日の夜と当日の朝・昼・夜の食事はたいていコンビニか近所のお弁当屋さんになってしまうので、箸や茶碗などは「すぐ使うもの」ではなくてキッチン用品の箱に入れています。
「すぐ使うもの」箱とは別に、引っ越し当日は肩から斜めがけできるカバンを常に携帯し、そこに通帳や印鑑などの大切なもの、胃腸薬・頭痛薬などの飲み薬、新居の鍵などを入れています。
目立つ位置に「すぐ使うもの」と書く
当日、引越し業者が来るぎりぎりのタイミングで「すぐ使うもの」箱のふたをガムテープでとめます。
箱の上側と側面に大きな字ですぐに使う物と書いておきます。
なんだったら、赤いマーカーで書いてもいいかもしれません。
そうすると、引っ越し屋さんもわかっていて、新居の一番目立つ位置にその箱を置いておいてくれます。
まとめ
引っ越し前後の緊張感やストレスには独特のものがあって、必要以上にイライラします(私だけ? 笑)
あっ、あれがない、どこだっけ?
そう思うだけで、すぐにイライラしてしまいます。
「すぐに使うもの」箱は、スムーズな引っ越しを手助けしてくれるのはもちろん、心の平和にも一役かってくれる(←ここ大事)大活躍のお助け箱です。
引っ越しを重ねるうちに「すぐ使うもの」箱の中身もその家庭に応じて徐々に変化して洗練されて行くと思います。
まっ、私としては
洗練されるよりも、引っ越しがなくなることのほうが遙かにありがたいよね
と思ってはいますが。
以上、引っ越し作業を快適にしてくれる「すぐに使うもの」箱のご紹介でした。