図案写しが楽しくて仕方ない書籍「プラバンで作る動物と植物のアクセサリー」

本の話
 
 

 

プラバンも今でもすっかり有名になってしまって、100均で手軽に購入できるようになりました。

それでも、より素敵な出来上がりを目指して、色つけのためのやすりがけとか、焼いた後のUVレジンでのコーティングとか、あれやこれやを考えるとそれなりに道具が必要になって来ます。

プラバンそのものはこんな手軽に買えるのに、その先がなぁ……なんて思っていたら、良い本を見つけました。書籍「プラバンで作る動物と植物のアクセサリー」がそれです。

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「プラバンで作る動物と植物のアクセサリー」はこんな本

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プラバンで作る動物のアクセサリー

動物モチーフのアクセサリーショップ「Otter」によるプラバンの書籍です。

実はOtterさんのことは全く知らずに(スイマセン)この本を手にとったわけですが、使用されている図案がOtterさんの作品そのものだということに、後から気づきました。

普通は、少しくらいは出し惜しみをして、初心者用というか正規品の劣化版というか、まあ、そんなテイストの図案だったりするわけですが、この本の図案はショップで実際に販売されているものとほとんど同じです(というか、同じように素人目には見えます)。

で。

私がこの本にひかれた理由がまさにこの図案だったのです。

動物モチーフというとどうしてもキャラクター的なものになってしまいがちですが、Otterさんの動物たちは自然のままの姿にとても近く、けれどどこかに可愛らしさも秘めているという絶妙なバランスなのです。

作品は全部で30点

  • トラとお花のブローチ
  • オオカミとバラのブローチ
  • オオカミとパンジーのネックレス
  • フクロウとお花のキーリング
  • フクロウとキノコのブローチ
  • インコとレモンのピアス
  • ラッコのブローチ
  • ペンギンのブローチ
  • シロクマのヘアゴム
  • シロクマとイチゴのブローチ
  • ゾウとお花のネックレス
  • ペガサスのキーリング
  • ユニコーンとスズランのオーナメント
  • ウサギとチューリップのピアス
  • ウサギとバラのヘアゴム
  • ヤギのオーナメント
  • ネコとパンジーのネックレス
  • ネコとお花のピアス
  • キツネとブドウのブローチ
  • リスとドングリのヘアゴム

動物をかたどったイニシャル

  • ペンギンのブローチ
  • シロクマとキツネのオーナメント
  • フクロウのオーナメント
  • オウムのヘアゴム
  • リスのブローチ
  • パンダのヘアゴム
  • 爬虫類のブローチ
  • イヌのブローチ
  • シカのブローチ
  • ネコのオーナメント

動物と植物が組み合わされた図案が多めです。

個人的にはどこかとぼけた表情のシロクマちゃんが一番のお気に入りです。

作り方は基本的なものだけ

着色や焼いた後の整形の仕方、アクセサリーのデザインアイデアを学ぶというよりは、とにかく図案そのものが魅力のすべてと言ってもいいような書籍です。

なので、この本で紹介されているプラバンの作り方もいたってシンプルで(ショップの作品もシンプルです)

透明プラバンに油性ペンで図案をうつす。

オープンで焼く。

アクリル絵具で着色。

裏から水性顔料スプレーを全体にふきつける。

出来上がり。

すべての作品がこの手順で出来上がっています。

これをすっきりしていてクールと感じるか、シンプルすぎると感じるかは人それぞれだと思いますが、私は前者でした。

多くの道具を必要としないのもうれしいところです。

作ってみた

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本の通りに作るなら、裏面処理には白の水性顔料スプレーを使わないといけないのですが、スプレー缶は使い残りを出してしまうと処分が大変なので、ここでは白のポスターカラーを塗りました。

ポスターカラーだけでは不安だったので、乾いた後にジェルメディウムを塗ってみたんですが、今みたら下のほうが少しはげてますね。

水性ニスとかのほうが良かったのかな? この辺はちょっと課題。

という話はさておき。

実際に作品を作ってみて思ったのですが

図案うつすの楽しすぎ♪

あまりデフォルメされていない動物たちなので、自分で描くにはかなり難易度が高いのですが、プラバンならそんな作品をさくっと写すことができてしまいます(なんたって透明ですからね)。

時間は少しかかりますが、油性ペンで丁寧になぞっていると、自分で描いているかのような錯覚におちいってきて、これがもう楽しいのなんのって。

次から次へといくらでも描けてしまいます。

図案ありきの書籍なので、好き嫌いはあるかと思いますが、このイラストのテイストを気に入った人ならばきっと楽しむことができると思います。

道具をあれこれそろえたくない人にもおすすめです。

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