錬金術のように自分で作り出せる鉱物たち。書籍「UVレジンでつくる鉱物レシピ」

本の話

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鉱物や天然石のブレスレットを売っているお店が近頃立て続けに撤退してしまい、ちょっぴり意気消沈の管理人 ぺんでございます。

なぜか昔から、宝石よりも鉱物のほうが好きだったりします。

キレイにピッカピカに磨き上げられた宝石よりも、どことなく無骨で荒削りな鉱物のほうが神秘的に見えるのです。

よく誕生石は持ち主に幸運をもたらすなんて言いますが、ダイヤなどの宝石は磨き上げられる段階で、幸運をもたらすパワー的なものも、ギュイーンと一緒に削り取られてしまっているような、そんな気がするのです。

あくまでも気がする……だけですが。

まっ。

そんなこんなで、鉱物好きのワタクシでございます。以前にも

見たらきっと作りたくなる!書籍「鉱物キャンドルのつくりかた」
あの固い鉱物と、火をともしたら燃えていくキャンドルとが、どこでどう繋がるのだろう?と好奇心いっぱいで手にとった本です。

「見たらきっと作りたくなる!書籍「鉱物キャンドルのつくりかた(記事ここ)」という本をご紹介しましたが、今回はUVレジンで作る鉱物です。

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「UVレジンでつくる鉱物レシピ」はこんな本

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UVレジンでつくる鉱物レシピ

著者は日本で初めてアクセサリー用のUVレジン(デコレジーナ)を開発・販売したビーズママさん。

公式サイトもあったので、ふむふむと拝見させていただいたのですが、アクセサリー材料の専門店も運営されています。

ブログももちろんありまして。

それによりますと本書について

とにかく、今回大変だったのは、本物の鉱物の原石に近付けて本物のように作って欲しい。というご依頼。それだけならば問題ないのですが、指定はUVレジンでしかも、材料は特別な物は駄目で皆さんが入手できる物。最大の難関だったのは初心者の方(特にレジンを知らない人)も作れるように。

と語っておられます。

ビーズママさんの公式サイト
A BEADS MAMA

コンテンツ

本書は「鉱物レシピの基本レシピ」「心躍る鉱物レジン図鑑」「鉱物レジンを加工して遊ぶ」の三部構成になっています。

    PART 1 鉱物レジンの基本レシピ

  • 基本の材料と道具
  • UVレジンの基本手順
  • Q&A
  • 水晶
  • OPP袋で作る
  • OHPシートで型を作る
  • オリジナル方から作る
    着色バリエーション
    質感バリエーション
  • 群晶を作る カテドラルタイプ
  • 群晶を作る 細かいクラスタータイプ
  • 晶洞を作る
    蛍石
  • 八面体を作る
    2液性エポキシレジンで作る

    PART 2 心躍る鉱物レジン図鑑

  • アクアマリン
  • ムーンストーン
  • 琥珀
  • ルビー/サファイア
  • トパーズ
  • 黄鉄鉱
  • ペリドット
  • オパール
  • ラブラドライド
  • レインボーパイライト
  • 瑪瑙
  • ラピスラズリ
  • タイガーアイ
  • 十字石
  • 孔雀石
  • チャロアイト
  • ウォーターメロン

    PART 3 鉱物レジンを加工して遊ぶ

  • 誕生石
  • 誕生石のレシピ
  • 葉脈鉱物のアメリカンピアスとネックレス
  • イロトリドリのシンプルピアス
  • 未来のオニキス&アクアマリンのネックレス
  • アメトリンとプレナイトのリング
  • 鉱物のビジューピアス
  • 鉱物とさざれ石風のリング
  • フローライトタイプのペンダント
  • 青水晶と自然の景色を閉じ込めたブローチ
  • やわらかグラデーションの水晶アクセサリー
  • ターコイズのフープピアス
  • 琥珀のネックレスとピアス
  • アクセサリーへの仕立て方
  • アクセサリーの作り方

ひとつひとつの鉱物ももちろん素敵なのですが、PART3に掲載されているアクセサリー仕立ての鉱物たちが、これがもう本当に素敵なデザインです。

鉱物のちょっと無骨なゴツゴツした感じをいかしつつ、個性的でどこか夢のある仕上がりになっています。

工程数は少し多いかも

素敵なんです。

本当に本当に素敵なんです。

ただ、当然のことながらその分、作業工程は増えます。

初心者にもわかるように書かれているそうなので、きちんと手順を追って作っていけばそれなりのものが出来るのでしょうが、

ミール皿にチャームを入れてUVレジンを流し込んで固めたら出来上がり♪

のような簡単なものをイメージしていると(→私です 汗)だいぶ違います(あっ、簡単なのもちゃんとあります。ただ、素敵になればなるほど、やっぱり難しそうです)。

固めてから着色したり、削ったり、もう一度固めたりして、あのキレイな鉱物を作り上げて行きます。

逆に、そういった手間のひとつひとつが楽しい。難しければ、難しいほど燃える!というタイプの人には挑戦しがいのあるレシピです。

我こそは!

という熱意のある方にはオススメの、見て良し、作って良しの書籍「UVレジンでつくる鉱物レシピ」のご紹介でした。

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